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06.06.14 …まえがき、および導入


 というわけで、畏友シグさんに倣ってDr.ドップラーコス製作日記の1日目であります。
 今回は前回(Dr.ケイン)からもう一歩進んで、布コスと造形コスの融合、という、初心者にはある意味お得なコス……かもしれません。と目論み、後々色々使いまわすことを考えて、メモの形で残していきたいと思います。
 ただし、これはあくまでコス2回目の造形初めてのドッ素人のメモです。ので、コス作りの参考を求める方には、その道の経験がすでに豊富なシグさんの製作記をお勧めします。


 さて。
 ドッ素人としましては、まず「どんな感じのコスにしたいか」「造形コスとはどんなものか」という感覚を多少なりとも掴まねばならないわけです。



●どんな感じのコスにしたいか

 まず、初心者なので簡単で材料費安く、といった条件は必須ですが。
 これ以外にもそれなりに意図がありまして。

 私アサドリは、同人やネット小説や自サイトとかいったモノは身内友人知人(シグさん除く)には一切秘密にして今日に至っています。
 が、現在、親戚宅に下宿中の身で、日常が実家に筒抜けなのです。
 完全にプライベートな自室があるとは言え、ふすまなので鍵がかかりません。というか、実家の方針で、家にいる夜間や休日以外は常に自室が開けっぴろげです。ハラショー刷り込み。
 なので、くれぐれもうかつな真似はできねえ訳であります。

 さらに、大荷物になってしまうと持ち運び時の機動性にひびくだけでなく、家を出る際に「アンタその荷物ナニ?」→自宅へ通報→本国強制送還、という悪夢のシナリオは必定。

 従って、私のコスにおいて命がけで満たしたい必須事項。
  1)簡単に作れて、
  2)簡単に隠せて、
  3)簡単に運べて、
  4)怪しまれない。

 というわけで。



 マイスポーツバッグ。何としてでも、これひとつで持ち運べる範囲におさめたいものです。

 そしてそのためには、造形コスについてのお勉強が不可欠なのです。



●造形コスとはどんなものか

 ……と言われて、答えられたらきっと素人じゃありません。ひたすらあれこれ見て試行錯誤していくしかないわけです。
 が、なんとも幸いなことに、実は格好のお手本が手元にありまして。



 ゼロのヘッドパーツと かたパーツと フットパーツを てにいれた!
 ……じゃなくてですね。

 前回のロクフェスでシグさんが使った黒ゼロのパーツの一部を、私の手元で保管しているのです。
 さらに幸いなことに、この黒ゼロの作り方はネットで見られるわけです。
 ビバ友情パワー。これを見本にしないで何を使うッてんだい坊や。

 さらに、当サイト(Increase-bluE.)のリンクからは、各種素敵コス作成サイト様へと飛ぶことが可能。
 まずは、基本的な資料が手に入ったわけです。



 ……というわけで、まずはサイズの確認から。
 ドップラーのコスでも必須となる、フットパーツ(レッグパーツでなく)の大きさを見てみましょう。
 さっそくパーツをば前掲のスポーツバッグに入れてみま……

 ←つま先から入れた図。

 無理でした。チャック閉まんないどころか入らないッ!
 うーん、私の物はこれより大幅に小さくする必要がありそうです。
 大きい方がリアルなのに。

 程よくオチたところで、本日はこれまで。



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06.06.17 …大ざっぱな設計


 さて、前回挙がった課題をクリアすべく、機動的なコスを模索するわけであります。
 そのため、まずはドップラー博士の全身像と素材の徹底分析。



●パーツごとの分析と課題

 頭部 :灰色ヅラ、灰色ヒゲ
  →いずれもケインヒゲの残りで可能か?

 胸部 :灰色・赤色の何か、黄色の何か(首・腰周り用)
  →ついに来ました造形ヨロイ。

 マント:緑布、赤布(裏地用)、深緑布(袖口・前開部用)
  →前を閉じてるケインと違って裏地がごまかせない。

 手部 :灰色ゴム手、黒ビニールテープ(関節用)
  →灰色ゴム手なんてあるの?

 腰部 :青色ズボン
  →紺色でもいいかも。要検討

 脚部 :白色の何か、赤色/黒色の何か(ヒザ・縁どり用)
  →ここも造形。

 上で「何か」と書いてあるところ(ヨロイと脚)は、シグさんの製作記で言うところの「お風呂マット」にラリッサという物体を貼り付けたものに該当するんでしょう。
 いわゆる、造形系。
 この箇所をどう設計するかが、機動的コスへの鍵なわけです。
 というわけで、それを考えたのが、以下。



●大まかな基本構想

 胴ヨロイは、模様にそって前後それぞれ4分割、合計8つのパーツで構成。それぞれは裏からマジックテープで止められるように。
 足首のパーツは、一枚の素材(仮に「お風呂マット」)を筒状に丸めたもの。これは展開できるようになっており、マジックテープで止めることで筒状に。
 フットパーツは、1つにつき左右2枚に分かれる。やはりそれぞれをつなげるのはマジックテープ。
 ですが、このままだとつなぎ目が丸見えなわけです。
 そこで秘密兵器。



 前回ケインコスのブーツ製作用に買って、結局使わなかった白い布。
 これで、フットパーツと足首のパーツをそれぞれカバーのように覆ってしまおうという算段です。
 無論、持ち運ぶときはバラせばOK。着脱を考えて、両端はゴムですぼまるようにすればよろしい。つまりトイレの便座カバーの要領ゲフン。いや何でもございません。ゴムはケインヒゲのときの余りが大量にあるので、それを。
 ちなみに右のスリッパも、ブーツ用に使わなかったものです。これの上からフットパーツをかぶせるわけですな。



 ……と、ここまで考えたところで、ちょっと遠出する用事がありました。
 そのついでに、そこにあったダイソーにふらふらと入りましたらば。

 シグさん使用のお風呂マットのすぐ側に、500×300mmの「EVAシート」なるものを発見。

 素材そのものはお風呂マットと似たようなものなのですが、何といってもその薄さ。お風呂マットの1/3であります。
 無論耐久性は落ちますが、これなら加工も持ち運びも楽に違いありません。

 ただ、難点はこのダイソーがちょっと遠いこと。
 近所に売ってればなおよろし、というわけで、小躍りしながら定期券の範囲内のダイソー直撃。

 ……なかった。

 というわけで、明日もう一回行く用事があるので、今日中に採寸して明日買います。ファイトー自分。



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06.06.18 …材料入手、採寸


 ……えーとですね。
 結論から申し上げますと、採寸、眠くて無理でした。
 というわけで、結局何にもデータないままダイソーへ突撃。

 売り場が大幅に変更されているという現実に直面。

 大慌てで文具売り場に駆けつけ、目指すブツの存在を確認。そのまま狂ったように6枚購入。
 それが、これであります。



 正式には「EVAスポンジシート」。買いすぎたかなーとか思いつつ。
 で、家に戻って、本格的に作業開始。



●採寸

 このEVAシートで作りたいものは、胴ヨロイ、脚のパーツ。  とりあえず、フットパーツはシグさんのお手本が存在するので、それに新聞紙を当てて型を取ります。



 もちろん、私のパーツはこれより二回りは小さくなるので、ここからさらにスリッパに当てたりなんだりして格闘。
 ついでに、足首のパーツと胴ヨロイはお手本が存在しないので、自ら新聞紙でスマキになったり洋服持ち出したりして格闘。
 で、奮闘が実りまして、こんな感じ。



 手前がヨロイ、奥が脚パーツ。簡単なつくりですが、ここまでがハンパじゃなくイバラの道。



●型どり

 で、この型紙を平たくして、EVAシートに当てて線を引きます。これをダメにしたらもう買いにいけないので、極力無駄にならないように。もうパズル状態。



 写真ではつぶれてますが、びっちり型が取られております。マントで隠れるヨロイ後部は、余ったEVAシートでつぎはぎの予定。
 そして驚いたことに、ギリギリ6枚。やったよ足りるよミスらなきゃ。



 とりあえず、今日はここまでにしておきます。
 で、コス作業セットを手提げに入れてみて、ふと思い立って、例のスポーツバッグと並べてみましたら。



 やった。行けるよ。なんかもう勝った気でいます。
 まだマント分入ってないけど。

※ちょっとオフが忙しくなってきたので、しばらくお休みします。2週間ほど空く予定です。

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